top of page

今日のみずたまカフェ


みなさま。

ご無事でしょうか?

まず、この度の震災で亡くなられた方々に、謹んでお悔やみを申し上げます。

また、重症を負われた方々やそのご家族、住まいを奪われた方々の心中

痛いほどお察しいたします。

高齢になる両親が甲佐町にいますので、地震後は両親の家におりました。

両親の家や親戚の家々は、全壊は免れましたが、屋根や壁が損傷し、

屋内も落ちるものは全て落ちて破損しました。

停電、濁水、夜中の気味の悪い余震、連日の車中泊で

両親、近所の方々みな、本当に疲労困憊でした。

それでも、昼間は家の中で過ごすことが出来ましたので

私たちは本当に幸運だったとしか言いようがありません。

停電も解消し、近くの水道センターで給水も始まり、余震も減ってきましたので

両親を甲佐町に残し、今日、カフェ兼自宅のある山都町へ戻ってまいりました。

遅くなりましたが、みずたまカフェは、スタッフとその家族全員、

無事だったことをご報告いたします。

また、食材などをご提供いただいている農家の方々の無事も

確認ができました。

みずたまカフェのシンボルとも言える、ガラスの建物も、

ひび割れ一つ見つからず、無傷でした。

カフェへ戻ってきてまず驚いたのが、ライフラインが全く途絶えていないことです。

電気、ガス、水道水、すべて平常通りです。

水道水も、ペットボトルいっぱいに水を入れて見た感じですが

濁りは全くなく、きれいな透明を保っています。

甲佐町から山都町のみずたまカフェまで、主に国道218号を通っての帰宅でしたが

その間、道の大きな損傷はなく、通常通りに走行できました。

みずたまカフェ周辺は、山深い山道ですが、どこにもがけ崩れ等の痕跡はなく、

通常通り走行できました。

帰ってから、夫婦で、何をするべきか話し合いを行いました。

住宅損壊2400棟超。避難20万人超。

うちのような小さなカフェで備蓄している食料は

パン数十個程度が限界で、これを持って避難所に向かってもしかたない。。。

当カフェに来ていただいているお客様は

熊本県でも特に震災被害の大きかった平野部にお住まいの方が多くいらっしゃいます。

いつも、当カフェからの山々の景色を見ながら、ゆっくり寛ぎの時を

過ごされることを楽しみに、遠い場所からはるばるご来店いただいております。

おそらく、そのようなお客様の多くの方々が被災され、避難され、

ご家族の怪我や家屋の損傷等に心を痛め、また疲労していらっしゃることと思います。

ご家族を亡くされたり、重症を負われている方もいらっしゃることと思います。

私たちに何ができるでしょうか?

とにかく、まずカフェを開けて、カフェを続けて、

ふと、「また、みずたまカフェで寛ぎたい」というお気持ちになられたお客様を

いつでもお迎えできるよう、

元気なみずたまカフェでいようと、

そういう結論に達しております。

本日18日(月)は、ドリンクとケーキ類のみのメニュー(ランチ以外)で

オープンしております。

明日、明後日は定休日のためお休みとさせていただきます。

21日木曜日からは、通常通り営業いたします。

幸運にも、家族も家も無事だった私達がしょんぼりしていては

いろんな痛みを追われている方々をどうやって元気づけることがきるでしょうか。

だから、前を向いて、元気いっぱいでカフェを続けていくことが

私たちの使命だと思っております。

被災地以外にお住まいのお客様も、連日の悲しいニュースで心を痛め

それでも日常の業務を行わなければならなく、、

精神的に疲労されている方も多くいらっしゃることと思います。

不謹慎、自粛、という言葉をよく耳にしますが

自粛ばかりしていても、熊本は元気になることは出来ません。

元気になれる人から、元気になっていかないと。と

どうか心を強くお持ちください。

山都町は、営業を再開されているお店も多くあり

比較的早い段階で元気を取り戻しつつ有ります。

お越しいただけるお客様には、感謝の気持ちと、元気をいっぱいで

お迎え致します。

ただ、まだ少し余震がございます。

じゅうぶん気をつけて、安全優先でお越しくださいますよう。

みなさまのご来店を、震災前と同じように、心からお待ち申し上げます。

#カフェ

bottom of page