天空の道

「天空の道」を愛してやまない、熊本県合志市のお菓子屋さん「あん庵」の松本社長から
「天空の道という名前のお菓子を作りたいので、パッケージをデザインしてほしい」
とのご依頼をいただきました。
その時の私は「天空の道」の存在を知らなかったので早速Google検索したのですが
なんと、2016年4月に起きた熊本地震、その後6月の豪雨災害で
道は崩落し通行不能の状態、という記事がたくさん現れました。
復旧は不可能、との記事もたくさんありました。
仮に復旧工事をするとすると、数十億かかるだろうとの記事もありました。
でも、震災前の風景写真や動画も多数あり
どれも爽やかで清々しく、そして神々しくもあり
みごとな「天空の道」でした。
このまま放置されれば、忘れ去られてしまうかもしれません。
松本社長は、たとえばお菓子の名前として残っていければ
このお菓子を見るたびに、天空の道の景色を思い出したり
想いを巡らせたりして、人々の心に天空の道がのこってくれるのではないかと
希望をもたれています。
パッケージは、「古いアルバム」とか「古書」をイメージしてデザインしました。
いいものは、長きに渡って受け継がれ、語り継がれて行きます。
「天空の道」も、そんな風に、いつまでも人々のこころに繋がっていく存在になりますように
との想いを表現しました。
株式会社 松正 お菓子屋 あん庵 http://www.matsusei-manjyu.com/ (HPは、2017年7月現在まだ作成中のようで、公開されていません。)