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世界へ発信する「おもてなしの蔵」誕生!


みずたまカフェ デザイン部からのご報告です!

江戸時代に建てられた 熊本で最も古い歴史を持つ通潤酒造さんの「寛政蔵」の リノベーションプロジェクトで、

蔵内の家具の色彩計画、

蔵のサインデザイン、

法被デザイン、

メニューブック、

蔵限定販売のお酒のラベルや

その他ラベルデザインなど

お客様をおもてなしするためのデザインを担当させていただきました。

通潤酒造「寛政蔵(かんせいぐら)」1792年創建

ソファ・椅子の色彩計画:小坂和子

デザインのテーマは、

通潤酒造さんのコンセプトでもある

「まぁるい時間」を感じていただくための空間づくり。

日常の時間をちょっと離れて、

ゆったりとした気分でのんびりと、

まぁるい笑顔で、まぁるくなって、

日本酒のある時間を楽しんでいただくための

酒蔵、空間づくりをすることを念頭に、

色選びやデザインを行いました。

通潤酒造「寛政蔵(かんせいぐら)」1792年創建

「通潤酒造」さんは、熊本県山都町で1770年創業の老舗酒蔵。 2016年の熊本地震では、10棟以上の蔵が損壊し大量のお酒を失われ、

大きな被害を受けられました。

その被害の大きさにもかかわらず、

怯むことなく前へ前へと少しずつ少しずつ、

歩みを止めることなく進み続けていかれる様子を、

いつも敬服の思いで目で追いながら、

微力ながらもデザインの面でお手伝いをしてきました。

サインデザイン:小坂和子

書:上杉桃白先生(熊本県在住・日展会友)

製作:ヒロノクラフト/マルマンサイン(山都町馬見原)

法被デザイン:小坂和子

柔らかい優しい印象をもつピンクを基調に、古来より豊穣・繁栄のシンボルであるウサギが山都町の美しい山並みを元気に走り回っています。毎年春先になると必ず通潤酒造さんの軒先に巣作りをしにやってくるツバメをアクセントとして配置したデザインです。

ラベルデザイン:小坂和子

寛政蔵で購入できるオーガニックの純米酒「さくや」

ラベルデザイン:小坂和子

咲酒醸「えみささかもし」と呼ばれるこのお酒は、通常はお水を使う工程で、

お水の代わりにお酒を使うという、とっても贅沢で希少なお酒だそうです。 瓶を一周ぐるりと巻いたラベルは、箔押し金を贅沢に使って、豪華に仕上げています。

そして、約3年の年月を経てやっと、

本当に「やっと」という思いいっぱいの中で、

熊本地震からの復興を果たすべく

「寛政蔵」のオープンを実現されました。

通潤酒造さんをはじめ、

建設会社さんや

石材の職人さん、庭師さん、

建築家の先生や、

オープン後のおもてなしについて様々なアドバイスをされた先生方などなど

たくさんの方の熱い想いもまた、身近に感じながら、

このプロジェクトに参加させていただきました。

この経験は、私のデザイナーとしての人生に

大きな力を与えていただいたと思っています。

こんなに貴重な経験をいただけた通潤酒造さんには、

感謝の想いでいっぱいです。

この寛政蔵を作るために「いい仕事」をされてこられた方々の

お仕事ぶりを思い出しながら、

これからも自分の仕事に邁進していきたいと思います☺️

通潤酒造株式会社 HP

〒861-3518 熊本県上益城郡山都町浜町54 TEL:0967-72-1177 定休日:第2・第4土曜日

#design

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